井上
いのうえInoue
全国17位 ・ 約59万人
井上(きのうえ/きのえ)は、古い読みは「きのへ」で、「井於」と通じて用いられた。
19件の公開家系図に 11人
基本情報
- 読み
- いのうえ
- ローマ字
- Inoue
- 全国順位
- 全国17位
- 推計人数
- 約59万人
- 全国比率
- 日本人のおよそ0.48%
- 県内ベスト5
- 福岡県(3位)、兵庫県(3位)、京都府(4位)
算出方法
上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。
多い都道府県
「井上」が県内ベスト5に入っている都道府県です。色の濃さは県内の占率を表します(ベスト5に入らない県は、数字が公表されていないため無色です)。
- 〜1%
- 1〜1.5%
- 1.5〜2%
- 2〜3%
- 3%〜
- データなし
県ごとの数字を見る
| 都道府県 | 県内順位 | 占率 |
|---|---|---|
| 福岡県 | 3位 | 1.05% |
| 兵庫県 | 3位 | 0.83% |
| 京都府 | 4位 | 0.82% |
都道府県別データについて
都道府県別の順位・占率は、明治安田生命「全国同姓調査」(2018年8月8日発表、同社の契約者約655万人が母集団)で公表されたベスト5です。国勢調査ではないため、実際の県内人数の順位とは異なることがあります。 調査結果(PDF)を見る →
ローマ字で書くと
井上をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。
Inoue読みをそのまま写した形
パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。
この名字に記録のある家紋
『姓氏家系大辞典』の「井上」の項に出てくる家紋です。家紋は家ごとのもので、名字が同じでも同じとはかぎりません。ご自分の家の家紋は、お墓・仏壇・紋付の礼服や、ご本家・ご親族への確認でたどれます(戸籍には記載がありません)。
下り藤
藤の花房を二つ、垂らして描いた図案。
『姓氏家系大辞典』第1巻 252コマに「家紋下り藤」とあります。 原典で見る →
図は基本の形で描いたものです。原典の本文は機械で読み取った文字なので、誤字が混じることがあります。正確なところは原典のページでお確かめください。
名字の由来をたどる
由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。
ゆかりの地
- 甲斐国(山梨県)
- 常陸国(茨城県)
- 陸奥国(東北地方)
引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。
井上(きのうえ/きのえ)は、古い読みは「きのへ」で、「井於」と通じて用いられた。『和名抄』は河内国(大阪府)志紀郡の井於○に「井乃倍」と注記し、甲斐国(山梨県)山梨郡の井上○を「井乃倍」と読み、常陸国(茨城県)行方郡に井上○を載せる(『常陸国風土記』に玉○井の故事がある)。次に陸奥国(東北地方)名取郡に井上郷、出羽国(山形県・秋田県)出羽郡に井上郷、阿波国(徳島県)名方東郡の井上○に「井之倍」と注記し、讃岐国(香川県)三木郡の井上○を「井乃倍」と読む。同郡にはさらに井門○があって「井乃倍」と注記し、高山寺本には「井開霜爲乃倍」と見える。同国鵜足郡にも井上○があって「井乃倍」と注記し、伊予国(愛媛県)温泉郡にも井上郷を載せる。そのほか井上の地名は全国に多く、いくつもの井上氏を生んだ。 【1】井上君 ― 『日本書紀』孝徳天皇大化二年の条に見える東国の豪族で、「紀麻利耆拖臣の犯したことは、人を朝倉君・井上君の二人のもとに使いに出し、その馬を引き出して見せた(というものである)」とあるので、あるいは上野(群馬県)の人だろうか。ほかに見えないので明白にはいえないが、おそらく毛野氏の一族だろう。 【2】井上真人 ― 『姓名録抄』に見えるだけで、ほかに例がない。あるいは次の氏だろうか。 【3】皇親と称する井上氏 ― 『続日本紀』延暦二年九月の条に「近江国(滋賀県)が言うには、王の姓を除いて百姓に編入された戸が五烟、人数は百一人。戸主の根村・井上・大岡・大魚・動神ら五人は、いずれも山村王の孫である。その祖父の山村王は先の養老五年にこの地に編入された。それ以来子孫が増え、七、八世に及んで分かれ数戸となった。格によれば、六世以下は嫡子を継ぐ者を除いて調役を課すべきである。願わくは、嫡子を継ぐ戸を京戸に移し、そのほかは姓を与えて課役を科したい」とある。……(引用はここで途切れている)
本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。
原文(文語体)を見る
井上キノウヘキノヘ古訓キノヘにして井於と通じ用ひらる。和名抄河內國志紀郡に井於〓·井乃倍と註し、甲斐國山梨郡に井上〓·井乃倍と訓じ、常陸國行方郡に井上〓·常陸風土記に玉〓井の故事を載す。次に陸奥國名取郡に井上郷、出羽國出羽郡に井上郷、阿波國名方東郡に井上〓·井之倍と註し、讃岐國三木郡に井上〓、井乃倍と訓ず。同郡猶ほ井門〓ありて井乃倍と註し、高山寺本には井開霜爲乃倍と見ゆ。次に同國鵜足郡にも井上〓ありて井乃倍と註し、又伊豫國温泉郡に、井上郷を收む。其の他井上の地名全國に多く幾多の井上氏を起せり。 1井上君孝德紀大化二年條に見えたリ.東國の豪族にして「紀麻利書拖臣の犯す所は、人を朝倉君、井上君二人の所に使して、其の馬を牽引りて之を視る」とあれば、或は上野の人か。他に見えざれば明白には云ひ難きも、恐らく毛野氏の一族なるべし。 2井上眞人姓名錄抄に見ゆるのみにて他になし。或は次の氏か。 3皇親と稱する井上氏延曆二年九月紀に「近江國言ふ、王姓を除き百姓に從ふ戶五烟、口一百一人、戶主根村、井上、大岡、大魚、動神等五人、並びに山村王の孫也、其の祖父山村王去る養老五年を以つて此の部に編附す。それより以來、子孫蕃息、或ひは七八世、分れて數烟となる。格に依るに六世以下、嫡を承くる者を除くの外、調役を科すべしと。望み請ふ、嫡を承くるの戶を京戶に遷附し、自餘、姓を奥へ課を科せんと。
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻
原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。
この名字の人々
同じ読みの名字
井上と同じ読みの名字です。渡辺と渡邊のように、同じ読みで表記の違う名字はよくあります。
同じ漢字を使う名字
井上に使われている漢字を含む、全国に多い名字です(字が同じだけで、由来が同じという意味ではありません)。
同じくらいの多さの名字
全国順位が井上の前後にある名字です。
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