大国

おおくにOokuni

全国4088位 ・ 約2,880人

大国(おおくに)は、「和名抄」に山城国宇治郡の大国郷、河内国石川郡の大国郷、近江国愛智郡の大国郷(中世以後は大国荘という。

1件の公開家系図に 1人

基本情報

読み
おおくに
ローマ字
Ookuni
全国順位
全国4088位
推計人数
約2,880人
算出方法

上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。

都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。

ローマ字で書くと

大国をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。

Ookuni読みをそのまま写した形

パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。

名字の由来をたどる

由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。

ゆかりの地

  • 山城国(京都府)
  • 近江国(滋賀県)
  • 石見国(島根県)

引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。

大国(おおくに)は、「和名抄」に山城国(京都府)宇治郡の大国郷、河内国(大阪府)石川郡の大国郷、近江国(滋賀県)愛智郡の大国郷(中世以後は大国荘という。「東大寺要録」「宇多院御領目録」に見える)がある。また石見国(島根県)邇摩郡に大国郷、播磨国(兵庫県)印南郡に大国郷(「おおくに」と訓む。また大国荘がある)、次いで筑前国(福岡県)席田郡に大国郷(同じく「おおくに」と訓む)がある。 そのほか伊勢国(三重県)に大国荘、また「延喜式」に上野(群馬県)の大国神社、また越後(新潟県)に大国邑があり、これらから起こる。 【1】大国家 ― 山城国宇治郡大国郷に住んだ古代の大族である。「垂仁記」に「山代大国之淵」とあり、「書紀」には「山背大国不遲」と見える。その長女「苅羽田刀弁」は垂仁天皇の皇妃となり、落別王、五十日帯日子王、伊登志別王の三皇子を生み、またその妹・弟苅羽田刀弁も皇妃となって石衝別王、石衝毘売(布多遅能伊理毘売命)を生んだ。 そして布多遅能伊理毘売(両道入姫)は日本武尊の正妃で、仲哀天皇の御母である。これによって、当国におけるこの氏の地位を知ることができよう(あるいは春日氏族か)。 【2】大国主 ― 太古の大国主命である。また大穴牟遅神、葦原色許男神、八千矛神、宇都志国玉神、大物主神などとも申し上げる。出雲神話の中心となる神で、国土経営に最も功があった。素戔嗚尊の六世の孫と伝えられる。「いつも」の項を見よ。後世まったく理想神のように考えられるが、実際は偉大な人格神であって、石見国邇摩郡の大国から起こられたのではないだろうか。

本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。

原文(文語体)を見る

大國オホクニ和名抄山城國字治郡に大國〓、河內國石川郡に大國〓、近江國愛智郡に大国郷、中世以後大國庄と云ふ、東大寺要錄、宇多院御領目錄に見えたり。又石見國週摩郡に大國郷、攝磨國印南郡に大國癖·於保久爾と訓ず。又大國庄あり。次に筑前國席田郡に大國〓、於保久爾と訓ず。其の他、伊勢國に大國庄、又延喜式·上野に大國神社、又越後に大國邑あり、此等より起る。 1大國家山城國字治郡大國〓に住みし古代の大族なり。垂仁記に「山代大國之溫あり。書紀には「山背大國不遲」と見ゆ。其の長女「苅羽田刀辨、」は垂仁天皇の皇妃に上り、落別王、五十日帶日子王、伊登志別王の三皇子を生み奉り、又其の妹·弟苅羽田刀辨も皇妃に上りて、石衝別王、石衝毘賣(布多運能伊理毘賣命)を生み奉る。而して布多遲能伊理毘賣(兩道入姫)は日本武尊の正妃にして仲哀天皇の御母なり。以つて當國に於ける此の氏の地位を知るに足らん。(或は春日氏族か)。 2大國主太古大國主命あり。又大穴牟運神、葦原色許男神、八千矛神、字都志國玉神、大物主神等とも申し奉る。出雲神話の中心的神祇にして、國土經營に最も功あり。素盞雄尊の六世の孫と傳へらる。イツモ(四二一頁)條を見よ。後世全く理想神の如く思考せらるゝも、其の實偉大なる人格神にして、石見國邇摩郡の大國より起り給ひしにあらずや。

姓氏家系大辞典 第1巻 571コマ
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻

この項を原典で読む →

原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。

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