木佐貫
きさぬきKisanuki
全国3699位 ・ 約3,330人
木佐貫(きさぬき)は、木沢(きさわ)とともに項をなす。
この名字はまだ図鑑に載っていません
基本情報
- 読み
- きさぬき
- ローマ字
- Kisanuki
- 全国順位
- 全国3699位
- 推計人数
- 約3,330人
算出方法
上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。
都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。
ローマ字で書くと
木佐貫をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。
Kisanuki読みをそのまま写した形
パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。
名字の由来をたどる
由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。
ゆかりの地
- 紀伊国(和歌山県)
- 因幡国(鳥取県)
- 備前国(岡山県)
引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。
木佐貫(きさぬき)は、木沢(きさわ)とともに項をなす。下野(栃木県)・紀伊(和歌山県)などにこの地名があり、これらの地名を負った氏とする。 【1】清和源氏平賀氏族 ― 平賀有義の子・金沢資義の男・資直の後という。また諏訪神家の一族ともいう説もある。 【2】大和(奈良県)の木沢氏 ― 平群郡の豪族・棒井氏の麾下の将に木沢因幡守がおり、第五項と同族であろうか。また備前(岡山県)・岩代(福島県)・磐城(福島県・宮城県)などにも存する。 【3】橘姓楠木氏流 ― 楠木正成の裔である正治が、紀州木沢邑に居って地名を氏としたという。その子孫に正元がいる。 【4】藤原姓 ― 伊勢飯高郡に発祥し、後に堤氏と称した。 【5】畠山家臣木沢氏 ― 「畠山記」に次のような話がある。畠山尾州(愛知県)が生害した後、嫡子尚慶は身を隠して和州○郡(この字は原文が崩れている)にいた。家臣の木沢某は日頃から思いを砕き、死をもって恩に報いようと謀っていた。木沢はそのころ堺にいた。 ある夜、深更に及んで、堺の商人・納屋某の家の前を通りかかった。門の木戸に下駄の歯を打ち当てると、小女が扉を開けて木沢の袖を取り、屏風の内へ引き入れた。しばらくして美しい女が二人、灯りを掲げて現れ、木沢を見てひどく驚き怖れ、茫然として言葉もなかった。 これは、納屋某がかつて交易のため高麗へ渡っていた留守に、その妻が他の男と通じ、今夜の下駄の音を聞き違えて木沢を引き入れてしまったためであった。妻は密事がすぐに露見することを嘆き、金銀を出して木沢に賄賂を贈ろうとしたが、木沢は聞き入れず、座のそばにあった笛だけを取って帰った。 数日を経て、かの妻の父である臙脂屋某が木沢の家に来て嘆いて言うには、「どうか今その笛を返し、わが娘の命を助けてほしい」……(中略)木沢は彼と固く誓約を結び、後に笛を臙脂屋へ返し、胸に秘めた事情を語った。臙脂屋は大いに悦服した。
本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。
原文(文語体)を見る
木佐貫キサヌキ木澤キサハ下野、紀伊等に此の地名あリ。此等の地名を負ひし氏とす。 1〓和源氏平賀氏の族平賀有義の子金澤資義の男資直の後なり。又諏訪神家の族なりとの說もあり。 2大和の木澤氏平群郡の豪族棒井氏の麾下み將に木澤因幡守あり第五項と同及び備前、岩代、磐城等にも存すと族か。 3橘姓楠木氏流楠木正成の裔なる正治、紀州木澤邑に居りて、地名を氏とすと云ふ。其の子孫に正元あり。 4藤原姓伊勢飯高郡發祥、後堤氏と稱す。 5畠山家臣木澤氏畠山記に「畠山尾州生害の後、嫡子尙慶隱れて和州臭郡にあリ。家人木澤某·平日肺肝を碎て、死を報ぜんと謀る。木澤時に堺にあり。或る夜、深更に及び、堺の商賣納屋某の家の前を過ぐ。門限の木により展履の齒を敲く。時に小女扉を開いて木澤の袖を携へ、入りて屏風の裡に置く。暫くあつて好女二人燈を挑げて來り、木澤を見て甚だ驚怖し茫然言なし。是れ蓋し納屋某·曾つて交易の爲に高麗に渡る。其の妻他夫に私し今夜展齒の音を誤つて木澤を入れし也。其の妻密事忽ち露れん事を歎きて、金銀を出して木澤に賄略すと雖聽かず木澤竟に坐邊に在る笛を把つて歸る數日を經て後、彼の妻の父臙脂屋某·木澤の宅に來り歎じて云はく、庶幾くは公今其の笛を返し、吾が女の命を助けよ。……木澤彼と誓約を堅して、後笛を臙脂屋に返し、心中の大事を語る。農脂屋大いに悅服す。
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻
原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。
同じ漢字を使う名字
木佐貫に使われている漢字を含む、全国に多い名字です(字が同じだけで、由来が同じという意味ではありません)。
「木」の字を含む名字
「佐」の字を含む名字
同じくらいの多さの名字
全国順位が木佐貫の前後にある名字です。
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