井桁

玉井

たまいTamai

全国559位 ・ 約3.5万人

玉井(たまい/たまのい)は、『和名抄』が甲斐国山梨郡に玉井○を載せ、「多万乃井。

この名字はまだ図鑑に載っていません

基本情報

読み
たまい
ローマ字
Tamai
全国順位
全国559位
推計人数
約3.5万人
全国比率
日本人のおよそ0.029%
算出方法

上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。

都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。

ローマ字で書くと

玉井をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。

Tamai読みをそのまま写した形

パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。

この名字に記録のある家紋

『姓氏家系大辞典』の「玉井」の項に出てくる家紋です。家紋は家ごとのもので、名字が同じでも同じとはかぎりません。ご自分の家の家紋は、お墓・仏壇・紋付の礼服や、ご本家・ご親族への確認でたどれます(戸籍には記載がありません)。

『姓氏家系大辞典』第4巻 110コマに「紋は井桁に玉を付く」とあります。 原典で見る →

図は基本の形で描いたものです。原典の本文は機械で読み取った文字なので、誤字が混じることがあります。正確なところは原典のページでお確かめください。

家紋・紋章の調べ方(国立国会図書館 リサーチ・ナビ) →

名字の由来をたどる

由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。

ゆかりの地

  • 甲斐国(山梨県)
  • 長門国(山口県)
  • 山城国(京都府)

引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。

玉井(たまい/たまのい)は、『和名抄』が甲斐国(山梨県)山梨郡に玉井○を載せ、「多万乃井。以上五郷は山梨東郡とする」と載せる。また『八雲御抄』に「里は玉の井、甲斐」とある(この一文に「『和名抄』の長門国(山口県)岡武郡に多万……」という別項の断片が紛れ込む)。また玉盛村・玉山などがある(『甲斐国志』)。そのほか山城(京都府)・尾張(愛知県)・武蔵(東京都・埼玉県)などに玉井庄、また信濃(長野県)・岩代(福島県)・讃岐(香川県)などにもこの地名がある。 【1】甲斐の玉井氏 ― 延暦八年六月紀に「甲斐国山梨郡の人、云々、古爾らに姓を賜って玉井とする」と見える。全文は「田井」の項を参照。『和名抄』の山梨東郡の玉井郷から起こったもので、次項と同様、高麗族かと考えられる。 【2】高麗族 ― 信濃の古い姓で、延暦十八年十二月紀に「小県郡の人・上部色布知らが言うには、己らの先祖は高麗人である、云々。色布知に姓を玉井と賜う」と見える。埴科郡南条村の玉井から出たものだろう。この氏は今もこの国にある。 【3】藤原北家成田氏族 ― 武蔵幡羅郡および榛沢郡に玉井庄がある。成田氏の一族で、成田系図に「成田大夫助高―(四男)助実(玉井四郎、玉井の祖)」とある(このあと系図の行が入り乱れ、「助家太郎」「宇治川で討死」「次郎、土佐(高知県)にて難風」「先十日酒次郎」「雅親太郎」「小四郎」「二郎」などの断片が交錯する)。 また永正年中の『旅宿問答』に「助隆に四人の子があり、四郎は玉井」云々とある(ここにも冒頭の「玉盛村・玉山などがある」「山城・尾張・武蔵」「岩代・讃岐などにも」という句が重複して紛れ込む)。 一族は『保元物語』に「武蔵には玉井四郎」とある。また玉井三郎がある。また『平家物語』に「玉井四郎祐景、云々」とあり、範頼に従った。また武蔵玉井四郎助景ともある。

本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。

原文(文語体)を見る

玉井タマキタマノヰ和名抄、甲斐國山梨郡に玉井〓を載せ、「多萬乃井、巳上五〓、爲山梨東郡」と載せ、また八雲御抄に和名抄、長門國岡武郡に多萬「里は玉の井、甲斐」と。又玉盛村玉山等あリ(甲斐國志)。その他、山城、尾張、武蔵等に玉井庄、また信濃、岩代、讃岐等にも此の地名あり。 1甲斐の玉井氏延曆八年六月紀に「甲斐國山梨郡の人云々、古爾等に姓を賜ひ、玉井と爲す」と見ゆ。全文は田井條を見よ。和名抄の山梨東郡玉井郷より起りしにて、次項と同樣、高麗族かと考へらる。 2高麗族信濃の古姓にして、延曆十八年十二月紀に「小縣郡人上部色布知等·言ふ、己等の先は高麗人也、云々。色布知に姓を玉井と賜ふ」と見ゆ。埴科郡南條村玉井より出でたるなるべし。此の氏今も當國に存す。 3藤原北家成田氏族武藏幡羅郡、及び樣澤郡に王井庄あり。成田氏の族にして、成田系圓に「成田大夫助高-(四男)助實(玉井四郞、玉井祖)助家太郞字帝川打死次郞土佐にて難風先十日酒次郞雅親太郎-小四郞二郞また永正中の旅宿問答に「助隆·四人の又玉盛村玉山等あ山城、尾張、武蔵岩代、讃岐等にも子あり、四郞は玉井」云々と。氏人は保元物語に「武蔵には玉井四郞」と。また玉井三郞あり。また平家物語に「玉井四郞祐景云々」と、範賴に從ふ。又武藏玉井四郞助景ともあり。

姓氏家系大辞典 第4巻 109コマ
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻

この項を原典で読む →

原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。

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