大

だいDai

ほかの読み: おお

全国2133位 ・ 約6,980人

大(おお・おおし・だい)は、大は多・太と通じ、意富氏の「意」に用いられる。

この名字はまだ図鑑に載っていません

基本情報

読み
だい ・ おお
ローマ字
Dai
全国順位
全国2133位
推計人数
約6,980人
算出方法

上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。

都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。

ローマ字で書くと

大をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。

「だい」と読む場合

Dai読みをそのまま写した形

「おお」と読む場合

Oo読みをそのまま写した形

パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。

名字の由来をたどる

由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。

ゆかりの地

  • 陸奥国(東北地方)
  • 蝦夷国(北海道)

引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。

大(おお・おおし・だい)は、大は多・太と通じ、意富氏の「意」に用いられる。しかし大直の「大」は大連・大臣などの「大」であって「凡」に通じ、まったく別のものである。また大(だい)氏は「氏」の省略から来ており、混同してはならない。 【1】大臣 ― 前条第一項を見よ。 【2】出雲(島根県)の大臣 ― 「出雲風土記」に「出雲郡少領・外従八位下・大臣」という人がみえる。多臣氏と同じものか。 【3】大臣族 ― 常陸(茨城県)の大族で、「常陸風土記」茨城郡の条に次のようにある。 「古老が言うには、昔、国巣、山の佐伯、野の佐伯がおり、皆、土の穴を掘って住んでいた。人が来ればその穴に入って身を隠し、人が去ればまた外に出て遊んだ。猪のような荒々しい性質で梟のような邪な心を持ち、鼠のようにうかがっては掠め盗み、慰撫することができず、ますます風俗を阻んでいた。」 「この時、大臣の一族である黒坂命が、彼らが出て遊ぶ時をうかがい、茨で穴の内をふさぎ、すぐさま騎兵を放って急いで追い迫らせた云々。あるいはいう、山の佐伯、野の佐伯は自ら賊の長となり、徒党を率いて国中を横行し、大いに幼い者を殺した。この時、黒坂命はこの賊を謀って滅ぼした云々」 なお「仙覚抄」所引の風土記に「黒坂命が陸奥(東北地方)の蝦夷(北海道)を征伐し、事が終わって多珂郡角枯山に至ったとき、黒坂命は病にかかって亡くなった云々」とみえる。この人は常陸多臣族の祖であり、仲国造の建借馬命と密接な関係を持つ人と考えられる。仲国造は多臣氏の一族で、鹿島神宮も実はこの国の多氏の氏神であるからである。詳細は拙著「日本古代史新研究」第七編第六章を見られたい。 【4】大朝臣 ― 多の条、第六項を見よ。 【5】奥州の大臣族 ― 奥州東海岸地方に鹿島社の分祀が多い。

本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。

原文(文語体)を見る

大オホオホシダイ大は多、太と通じ、意富氏の意に用ひらる。されど大直の大は大連、大臣等の大にて凡と通ず、全く別なり。又大(ダイ)氏は氏の省略より來る、混同すべからず。 1大臣前條第一項を見よ。 2出雲の大臣出雲風土記に「出雲郡少領外從八位下大臣」と云ふ人見ゆ。多臣氏と同じきか。 3大臣族常陸の大族にして、常陸風土記。茨城郡條に「古老の曰ふ、背、國巢、山の佐伯、野の佐伯あり。普く土窟を摑リ置き、當に穴に居る。人の有るならば則ち窟に入り、而して之に竄る。其の人去れば、更に郊に出でゝ遊ぶ。猪性梟情、鼠窺掠盜、招慰せらるゝなし。彌々風俗を阻つ也。此の時大臣の族黑坂命、出遊の時を何ひ、茨蕀を以つて穴の內に塞ぎ施し、卽ち騎兵を縱ちて、急に逐ひ迫らしむ云々。或は曰ふ、山の佐伯、野の佐伯、自ら賊長となり、徒衆を引事して、國中を橫行し、大いに幼殺を爲す。時に黑坂命此の賊を規り滅す云々、」と。なほ仙覺抄所引風土記に「黑坂命·陸奥の蝦夷を征罸し、事了りて、多歌郡角枯の山に及びて、黑坂命·病に過ひ身うせぬ、云々、」と見ゆ。この人常陸多臣族の祖にして、仲國造の視建借間命と密接なる關係を有する人と考へらる。仲國造は多臣氏の一族にして、鹿島神宮も其の實、當國多氏の氏神なれば也。詳細は拙著「日本古代史新〓究」第七編第六章を見られたし。 4大朝臣多の條、第六項を見よ。 5奥州の大臣族奥州東海岸地方に鹿島社の分祀多し。

姓氏家系大辞典 第1巻 537コマ
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻

この項を原典で読む →

原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。

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