千野
ちのChino
全国1905位 ・ 約8,130人
千野(ちの・せんの)は、また多く「茅野」とも書く。
この名字はまだ図鑑に載っていません
基本情報
- 読み
- ちの
- ローマ字
- Chino
- 全国順位
- 全国1905位
- 推計人数
- 約8,130人
算出方法
上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。
都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。
ローマ字で書くと
千野をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。
Chino読みをそのまま写した形
パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。
名字の由来をたどる
由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。
ゆかりの地
- 信濃国(長野県)
- 甲斐国(山梨県)
- 長門国(山口県)
引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。
千野(ちの・せんの)は、また多く「茅野」とも書く。 【1】諏訪神家族 ― 信濃国(長野県)諏訪郡千野邑から起こる。諏訪の大族で、『平家物語』に次のようにある。 「樋口の手勢に茅野太郎光広という者がいた。四塚に多くいた敵勢の中へ駆け入り、鐙を踏ん張って立ち上がり、大声を上げて『この勢の中に甲斐(山梨県)の一条次郎殿の御家来はおられるか』と問うと、『一条次郎の家来でなければ戦わぬのか、誰でもかかってこい』とどっと笑われた。 笑われて名乗ったのは、『このように申す者は、信濃国諏訪の上宮の住人、茅野大夫光家の子で茅野太郎光広という者である。必ずしも一条次郎殿の家来を尋ねているのではない。弟の七郎がそこにいる。 子供二人を信濃国に残してきたが、あっぱれ、わが父はよく死んだか悪く死んだかと嘆くであろうところに、弟の七郎の前で討ち死にし、子供に確かに聞かせようと思うためである。敵は選ばぬ』と言って、 あちらに駆け合い、こちらに駆け合い、武者三騎を切り落とし、四人の敵に押し並んでむずと組んでどうと落ち、刺し違えて死んだ」という。 また『源平盛衰記』に「信濃国住人茅野太郎光○(この一字は原文が崩れている)」とあり、次いで「水久記」巻三に「たけ田が郡など、信濃国の住人ちのの六郎」などと見え、また「信濃国の住人千野六郎」とも見える。 これより前、長門本『平家物語』にも前述の光広を千野太郎としており、絵詞には千野六郎光弘とある。下って『浪合記』に千野伊豆六郎頼憲が見える。 この氏の出自については諏訪系図に「○貞―敦真―光親……(引用はここで途切れている)」とある。
本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。
原文(文語体)を見る
千野チノセンノ又多く茅野に作る。 1諏訪神家族信濃國諏訪郡千野邑より起る。諏訪の大族にして、平家物語に「樋口が手に茅野太郞光廣といふ者あり。四塚に幾らもありける勢の中へ駈け入り、鐙·踏張立ち上り、大音聲を揚げ『この勢の中に甲斐の一條次郞殿の御手の人やまします』と問ひければ、『一條次郞が手にてなければ、軍はせぬか、誰にもあへかし』とて、どつと笑ふ。笑はれて名乗りけるは、『かう申す者は、信濃の國諏訪の上宮の住人茅野大夫光家が子に、茅野の太郎光廣といふものなり。必ず一條の次郞殿の御手の人を尋ぬるにはあらず。弟の七郞それにあり。子供二人·信濃國に置きたるが、あつばれ、わが父は善うてや死にたるらん。惡しうてや死にたるらんと歎かんずる處に、弟の七郞が前にて討死して、子供に慥に聞かせんと思ふためなり。敵をば嫁ふまじ』とて、あれに馳せあひ、これに馳せあひ、武者三騎切つて落し、四人に當る敵に押し竝べ、むずと組んでどうと落ち、差し違へてぞ死にける」とまた源平盛衰記に「信濃國住人茅野太郞光セと載せ、次いで水久記卷三に「たけ田が郡等、信濃の國の住人ちのゝ六郞」など見え、また「信濃の國の住人千野六郞」とも載せ、これより前、長門本平家物語にも前述光廣を千野太郞に作り、繪詞には、千野六郞光弘とあり。下りて浪合記に千野伊豆六郞賴憲見ゆ。この氏の出自については歐訪系圖に〓貞-敦眞-光親……
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻
原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。
同じ読みの名字
千野と同じ読みの名字です。渡辺と渡邊のように、同じ読みで表記の違う名字はよくあります。
同じ漢字を使う名字
千野に使われている漢字を含む、全国に多い名字です(字が同じだけで、由来が同じという意味ではありません)。
「千」の字を含む名字
「千野」で始まる・千野を含む名字
千野の字をそのまま含む、より長い名字です。
同じくらいの多さの名字
全国順位が千野の前後にある名字です。
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