草野
くさのKusano
全国541位 ・ 約3.7万人
草野(くさの/かやの)は、『和名抄』の上総国山辺郡に草野○があり、後世は萱野という。
この名字はまだ図鑑に載っていません
基本情報
- 読み
- くさの
- ローマ字
- Kusano
- 全国順位
- 全国541位
- 推計人数
- 約3.7万人
- 全国比率
- 日本人のおよそ0.030%
算出方法
上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。
都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。
ローマ字で書くと
草野をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。
Kusano読みをそのまま写した形
パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。
名字の由来をたどる
由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。
ゆかりの地
- 上総国(千葉県)
- 摂津国(大阪府・兵庫県)
- 近江国(滋賀県)
引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。
草野(くさの/かやの)は、『和名抄』の上総国(千葉県)山辺郡に草野○があり、後世は萱野という。……(中略)また『康正段銭引付』に見える。そのほか摂津(大阪府・兵庫県)・近江(滋賀県)・磐城(福島県・宮城県)・筑後(福岡県)・肥前(佐賀県・長崎県)などにこの地名がある。また豊前(福岡県・大分県)に菊野庄がある。 【1】草野庄司 ― 近江の草野庄の庄司である。『平家物語』剣の巻に「頼朝は馬上で居眠りして父に遅れた。その辺りの者ども七、八十人が申し合わせて討ち取ろうとしたところ、頼朝は打ち驚いて髭切を抜いて打ち払ったので、疵を被る者もあり、また死ぬ者も多かった。髭切に立ち帰る験(しるし)と思われた。 その夜は塩津庄司のもとに宿し、夜半ばかりに道案内を得て東近江へ移った。藤川も不破の関も塞がって、京から討手が下ると聞こえたので、義朝は雪の山に分け入った。(中略)兵衛佐頼朝は山口に棄てられていたが、東近江の草野庄司という者に助けられておいでになり、天井に隠れ居た。 頼朝は幼かったが賢い人だったので、つくづく考えた。『われは隠れ居ても、しまいには露見するだろう。わが身はそれで果てても、源氏重代の剣を平家に取られることこそ心憂い。どうにかして隠すべきだ』と。そして庄司に語っていうには『この日ごろ養われ申しているのも前世の縁でございましょう。今はひとえに親方と頼むのです。尾張(愛知県)の熱田の大宮司は頼朝にとって母方の祖父です。そこまでこの太刀を持って下り、申されるべき様は、云々』」と見えるものがこれである。
本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。
原文(文語体)を見る
草野クサノカヤノ和名抄、上總國山邊郡に草野〓あり、後世萱野と云ふ。……又康正段錢引付に見ゆ。其の他、攝津、近江、磐城、筑後、肥前等に此の地名存す。又豐前に菊野庄あり。 1草野庄司近江草野庄の庄司也。平家物語劔の卷に「賴朝·馬眠して、父に追ひ後れたり。その邊の者ども七八十人聽せ合はせて、處らんとしけるに、賴朝打ち驚きて、數切を拔きて打ち拂ひければ、疵を被むる者もあり、又死する者も多かりけり。鬚切に歸へる驗とぞ覺えける。その夜は鹽津庄司が許に宿して、夜半ばかりに道しるべを得て、東江洲へ移りにけり。藤川、不破關も塞りて、京より討手の下ると聞えければ、義朝は雪の山に分け入りにけり。(中略)。兵衞佐賴朝は山口に棄てられたりしが、東近江草野庄司といふ者に扶けられ御座まし、天井に隱れ居たりし程に、賴朝少けれども賢き人なりければ、熱ら案じけるは、われ隠れ居てありとも、始終は露れなん。身こそはさてはつとも、源氏重代の劔を平家に取られん事こそ心憂けれ、如何にしてか隱すべきと思ひつゝ、庄司に語りて曰く1.の日比養はれ奉るも、前世の事にこそ侍らめ、今一向親方と憑むなり。尾張の熱田の大宮司は、賴朝がためには、母方の祖父なり。それまでこの太刀を持ちて下り、申さるべき樣は云々』」と見ゆるもの之なり。
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻
原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。
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