各務

かがみKagami

全国2333位 ・ 約6,190人

各務(かがみ・かがむ)は、「和名抄」に美濃国各務郡を加々美と注し、郡内に各務○を収める。

この名字はまだ図鑑に載っていません

基本情報

読み
かがみ
ローマ字
Kagami
全国順位
全国2333位
推計人数
約6,190人
算出方法

上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。

都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。

ローマ字で書くと

各務をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。

Kagami読みをそのまま写した形

パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。

名字の由来をたどる

由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。

ゆかりの地

  • 美濃国(岐阜県)
  • 出羽国(山形県・秋田県)
  • 尾張国(愛知県)

引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。

各務(かがみ・かがむ)は、「和名抄」に美濃国(岐阜県)各務郡を加々美と注し、郡内に各務○を収める。この地から起こって近国に栄えた。 【1】各務勝 ― 美濃の大族で、各務郡各務郷はその本貫であろう。各務郡地方第一の名族であるが出自は詳らかでない。しかし勝姓は多く諸蕃の姓であるから、帰化族であることは疑う余地がないのではないか。そしてこの国の勝という姓は、出自が判明しているものは皆百済族であるから、これも仮に百済族と推定すべきである。 大宝二年の戸籍に「少領・務正七位上・各務勝小牧」とあり、また「類聚符宣抄」第七、美濃国司解に、前出羽大目正六位上各務勝利宗をもって順を越え、各務郡大領・秦良実の死跡の替わりに補任されることを請う状に「件の利宗は譜第の正胤、累代の門地云々」とあることから、代々この氏がこの郡の領家であったことが知られる。 【2】各牟勝族 ― 半布里の大宝二年戸籍に「各牟勝族田弥売」という人が見える。各務勝の族人であることを氏としたものである。 【3】各務(無尸) ― 貞観八年七月の紀に「美濃国各務郡大領・各務吉雄、厚見郡大領・各務吉宗らが兵衆歩騎七百余人を率いて尾張(愛知県)の郡司と争った」ことを載せている。各務勝の後であるが、姓を省いたものであろう。……(中略)各務講が後に宿禰を賜ったものであろう。 【5】各務朝臣 ― 「拾芥抄」に見える。 【6】甲斐(山梨県)の各務氏 ― 甲斐国中巨摩郡に加賀美邑・鏡中条などがあり、古くは各務とも書いたという。美濃各務氏が移住した地で、後の加賀美氏と関係があるだろう。

本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。

原文(文語体)を見る

各務カガミカガム和名抄美濃國各務郡を加々美と註し、郡内に各務〓を收む。此の地より起りて近國に榮ゆ。 1各務勝美濃の大族にして、各務郡各務卿は其の本貫なるべし。各務郡地方第一の名族なれど出自詳かならず。されど勝姓は多く諸蕃の姓なれば歸化族なるは疑ふ餘地なからんか。而して此の國の勝と云ふは、其の出自の分明せるは皆百濟族なれば、これも、かりに百濟族と推定すべし。中里大寶二年戶籍に「少領務正七位上各半勝小牧、」また類聚符宣抄第七美濃周司帝に、〓これ前出羽格大目正六位上各務勝利宗を以つて、次を越え、管各務郡大領秦良實死闘替に補任せられん事を請ふの狀に「件の利宗は譜弟の正胤、累代の門地云々」とあるによリ、代々此の氏·此の郡の領家たりしを知るべし。 2各牟勝族半布里大賓二年戶籍に「各牟勝族田彌賣」と云ふ人見ゆ。各卒勝の族人なるを氏とせしなり。 3各務(無尸)貞觀八年七月紀に「美濃國各務郡大領各務吉雄、厚見郡大領各務吉宗等が兵衆步騎七百餘人を率ゐて、尾張の郡司と爭へる」事を載せたり。各務勝の後なれど姓を省略せしなるべし。……各務講が後に宿禰を賜へるなるべし。 5各務朝臣拾芥抄に見ゆ。 6甲斐の各務氏甲斐國中巨摩郡に加賀美邑、鏡中條等あり、古く各務とも書けりと。美濃各務氏の移住せし地にして、後の加賀美氏と關係あるべし。

姓氏家系大辞典 第2巻 135コマ
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻

この項を原典で読む →

原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。

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