図に描いたのは9人と、資料で確認できた親子・婚姻の関係だけです。続柄(いとこ)は、確認した親子関係から編集上導いたもので、資料の本文にその言葉が書かれているわけではありません。婚礼のときの年齢や日付は、旧暦と数え年の区別が要るため初版では扱っていません。
秀頼から母の茶々へ、共通の祖父母である浅井長政・お市へ、そして江から家光へ。血のつながりの経路だけを強調しています(婚姻の線は含みません)。
- 親子 — 実線
- 婚姻 — 実線+「婚姻」の札
この図に描いた関係を文で読む
- 浅井長政 は 茶々(淀殿) の親(親子)
- 浅井長政 は 江(崇源院) の親(親子)
- お市 は 茶々(淀殿) の親(親子)
- お市 は 江(崇源院) の親(親子)
- 茶々(淀殿) と 豊臣秀吉 は婚姻(婚姻)
- 江(崇源院) と 徳川秀忠 は婚姻(婚姻)
- 茶々(淀殿) は 豊臣秀頼 の親(親子)
- 豊臣秀吉 は 豊臣秀頼 の親(親子)
- 江(崇源院) は 徳川家光 の親(親子)
- 徳川秀忠 は 徳川家光 の親(親子)
- 江(崇源院) は 千姫 の親(親子)
- 徳川秀忠 は 千姫 の親(親子)
- 豊臣秀頼 と 千姫 は婚姻(婚姻)
秀頼と家光は、母が姉妹
秀頼の母は茶々、家光の母は江です。二人は浅井長政とお市の娘、つまり姉妹です。したがって秀頼と家光は、母どうしが姉妹のいとこにあたります。
図の「秀頼と家光はいとこ」を選ぶと、秀頼から母の茶々へ、共通の祖父母である長政・お市へ、そして江から家光へと下りる経路だけが強調されます。この経路には婚姻の線を混ぜていません。血のつながりの説明に結婚の線を混ぜると、別の関係に見えてしまうからです。
千姫は、いとこであり妻でもある
千姫は徳川秀忠と江の子で、家光と同じ親から生まれています。秀頼から見れば、千姫も母の姉妹の子、つまりいとこです。
その千姫が秀頼と結婚しました。国立公文書館の展示解説と桑名市の解説の両方に、この婚姻と双方の父母が書かれています。図の「千姫との関係」を選ぶと、いとこの経路と婚姻の線の両方が強調されます。片方だけでは、この二人の関係を説明したことになりません。
続柄は、確認した親子関係から導いたもの
「いとこ」という続柄は、採った資料の本文にその言葉があるのではなく、確認した親子関係をたどって編集上導いたものです。この記事では、どの親子関係から導いたかを下の「この図の根拠」に残しています。
豊臣と徳川という別々の家が、浅井長政とお市という共通の祖父母を通してつながっている——それがこの図で読めることです。



