筑紫
ちくしChikushi
全国6275位 ・ 約1,530人
筑紫(つくし・ちくし)は、竺志・竹斯・筑志・竹志とも書く。
この名字はまだ図鑑に載っていません
基本情報
- 読み
- ちくし
- ローマ字
- Chikushi
- 全国順位
- 全国6275位
- 推計人数
- 約1,530人
算出方法
上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。
都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。
ローマ字で書くと
筑紫をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。
Chikushi読みをそのまま写した形
パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。
名字の由来をたどる
由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。
ゆかりの地
- 筑前国(福岡県)
- 筑後国(福岡県)
- 日向国(宮崎県)
引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。
筑紫(つくし・ちくし)は、竺志・竹斯・筑志・竹志とも書く。後の筑前(福岡県)・筑後(福岡県)の二国を古くは筑紫国といい、また長く九州全体を総管する治所の所在地であったことから、転じて九州全体の総名ともなった。 「古事記」国産みの段に「次に筑紫島を生む。この島もまた身一つにして面が四つある。面ごとに名がある。それゆえ筑紫国を白日別といい、豊国を豊日別といい、肥国を速日別といい、日向国(宮崎県)を豊久士比泥別といい、熊襲国を建日別という」と見える。初めの筑紫島というのは九州全体を指すもので、「書紀」には筑紫洲と書く。 次の白日別とある筑紫国は、筑前・筑後の二国を指すものである。この氏はこの地名を負ったもので、太古以来の大族であるが、なお摂津島上郡やそのほかにもこの地名が存する。 【1】筑紫君 ― 「釈日本紀」巻五、筑紫洲の条に「『筑後国風土記』にいう、筑後国はもと筑前国と合わせて一国であった。昔この両国の間、山に○○坂があり(この坂の名は原文が崩れて判読できない)、往来の人が乗る馬の轡を摩り尽くした。土地の者はこれを○○の坂といった」とある。 また「昔、この境の上に猛々しい神がいて、往来の人が半生半死になる者が非常に多く、それによってその神を人の命尽しの神といった。そこで筑紫君・肥君らがこれを占い、今の筑紫君らの祖である甕依姫がこの神を祝い祭った。それ以降、道行く人は神の害を受けなくなった。これによって筑紫神といった」と見える。 「筑紫君の祖・甕依姫」という人を実在した人とすれば、筑紫国造以前にも筑紫君というものがあったらしい。あるいは筑紫国造の系統の中の人かもしれない。 【2】国造流の筑紫君 ― 次の項に併せて述べる。
本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。
原文(文語体)を見る
筑紫ツクシチクシまた竺志、竹斯、筑志、竹志等に作る。後の筑前、筑後の二國を古く筑紫國と云ひ、また長く九州全部を總管せし治所の所在地なりしにより、延きて九州全體の總名ともなれり。古事記國產の條に「次に筑紫島を生む。此の島亦身一にして、面四つあり。面每に名あり。故れ筑紫國を白日別と謂ひ、豐國を豐日別と謂ひ、肥國を速日別と謂ひ、日向國を豐久士比泥別と謂ひ、熊襲國を建日別と謂ふ」と見ゆる·初めの筑紫島と云ふは、九州全體を指すにて、書紀には筑紫洲に作る。次に白日別とある筑紫國は、筑前筑後の二國を指す也此の氏は此の地名を負ひしにて、太古以來の大族なり、されど猶ほ攝津島上郡、その他にも此の地名存す。 1筑紫君釋日本紀卷五、筑紫洲條に「筑後國風土記に云ふ、筑後國は、本·筑前國と合せて一國たり。昔此の兩國の間、山に暖狹坂あり、往來の人·駕する所の職鞨を摩り盡さる。土人·鞍鶏盡しの坂と日とと。また「昔·此の堺上に危き猛神ありて、往來の人·半生半死、其の數極めて多し、因りて人の命·盡しの神と曰ふ。時に筑紫君、肥君等·これを占ひ、今筑紫君等の祖·甕依姫·爲に之を祝ひ祭る。爾より以降、行路の人·神害を被らず。是を以つて筑紫神と曰ふと見ゆる「筑紫君の祖·甕依姫」なる人を實在せし人とすれば、筑紫國造以前にも筑紫君なるものありしに似たり。或は筑紫國造系中の人か。 2國造流の筑紫君次項に併せ云へり。
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻
原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。
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