白子

しろこShiroko

全国4920位 ・ 約2,170人

白子(しらこ・しろこ)は、伊勢・武蔵・磐城・岩代・羽前・羽自などにこの地名がある。

この名字はまだ図鑑に載っていません

基本情報

読み
しろこ
ローマ字
Shiroko
全国順位
全国4920位
推計人数
約2,170人
算出方法

上位100位は明治安田生命「全国同姓調査」(2018年・契約者約655万人)の占率、101位以下は全国の電話帳登録件数(城岡啓二・村山忠重「日本の姓の人口順のデータ」)の割合を、総務省統計局「人口推計」の総人口にあてはめた推計値です。実際の戸籍上の人数とは異なります。

都道府県別の順位は各県の上位5姓まで公表されています。

ローマ字で書くと

白子をローマ字で書くときの綴りです。読みをヘボン式でそのまま写した形と、パスポートの表記を並べています。

Shiroko読みをそのまま写した形

パスポートのヘボン式では、のばす音(長音)を省いて書きます(さとう→SATO)。ただし「まつうら」のように、のばす音か語の切れ目かが読みだけでは決まらない綴りもあるため、省いた形は末尾がお段+「う」の名字にだけ出しています。正式な綴りは申請先の規定をご確認ください。

名字の由来をたどる

由来は本によって説が分かれます。このサイトは解説を書かず、姓氏研究の定番『姓氏家系大辞典』(著作権の保護期間満了)の項をそのまま引きます。

ゆかりの地

  • 武蔵国(東京都・埼玉県)
  • 磐城国(福島県・宮城県)
  • 岩代国(福島県)

引用した『姓氏家系大辞典』の本文に出てくる地名を、現在の都道府県に読み替えたものです。いま全国のどこに多いかを示すものではありません。

白子(しらこ・しろこ)は、伊勢(三重県)・武蔵(東京都・埼玉県)・磐城(福島県・宮城県)・岩代(福島県)・羽前(山形県)・羽自などにこの地名がある。 【1】藤原姓伊藤氏族 ― 伊勢平氏の一つで、奄芸郡白子邑から起こる。白児党と称して平氏に属した。「源平盛衰記」に「平家方から、伊勢国の住人、古市の白児党といって、ざめきて押し寄せた。宮の御方から、渡辺の者どもが、省・授・与・列・競・唱・○・濯と名乗り合って、散々に射る。白児党が先陣に進んだうちに……(中略)」とあり、「平家物語」にも「伊勢国の住人古市の白児党」とある。 下って「雑々拾遺」に「白子木工左衛門という者は、歌学に通じて滑稽の利口者であった。天正年間、織田信長公の三男・三七信孝に召し寄せられ、師として朝夕狂歌をもてあそばれた。 また白子は文武の道に暗くなく、しかも弁説は流水のごとくであった。……(中略)羽柴秀吉が播州(兵庫県)三木の城を囲み、赤松の氏族・別所長治を退治した祝いとして、白子は播州へ下向した。 秀吉はたいへん喜び、やがて対面したところ、白子はかしこまって『播磨なる、三木の赤松を切り捨てて、羽柴ぞ山の大木となる』と詠んだ。秀吉をはじめ数万騎の士卒が喜び感じて、しばらく鳴りやまなかった。羽柴秀吉は自ら酌をして酒を賜った」とある(「三国地志」)。 また白子党・伊藤景綱の後裔である国綱は鈴鹿郡野村城におり、後に亀山城を築いたという。 【2】日向(宮崎県)の白子氏 ― 「日向記」に白子十郎が見える。白児(しらこ・しろこ)は前条に併せて述べた。白輿(しらこし)・白輿三右衛門は河合権大夫のことである。

本文の地名のうしろの小さな( )は、その旧国名がいまのどのあたりかを示したものです(訳に添えたもので、原文にはありません)。

原文(文語体)を見る

白子シラコシロコ伊勢、武藏、磐城、岩代、羽前、羽自等に此の地名存す。 1藤原姓伊藤氏族伊勢平氏の一にして奄藝郡白子邑より起る白兒黨とて平氏に屬し、源平盛衰記に「平家方より、伊勢國の住人、古市の白兒黨とて、さゞめきて押し寄せたり宮の御方より、波邊の者共、省·授·與·列·競·唱·〓·濯と名乘り合ひて、散々に射る。白兒黨に先陣に進みける内云々」と載せ、平家物語にも「伊勢國の住人古市の白兒黨」とあり。下りて雜々拾遺に「白子木工左衞門といふもの、歌學に達して滑稽の利口者なり。天正年中、織田信長公の三男三七信孝めしよせられ、師として、あさゆふ狂歌をもてあそびたまふ。復た白子は文武の道にくらからず、しかも辯說·流水のごとくにて、云々羽柴秀吉·播州三木の城をかこみ、赤松が氏族別所長治を退治の悅として、白子·播州へ下向す。秀吉はなはだ感悅し、やがて對面し給ふに、白子かしこまつて『はりまなる、三木赤松を切りすてゝ、羽業ぞ山の大木となる』と。秀吉始め、數萬騎の士卒、喜び感じて、しばらく鳴りもやまず。羽柴秀吉手づから酌して酒を給はりぬ、」と(三國地志)又白子黨伊藤景綱の後裔·國綱は鈴鹿郡野村城に居り、後に龜山城を築くと云ふ。 2日向の白子氏日向記に白子十郞·見ゆ。白兒シラコシロコ前條に併せ云へリ。白輿シラコシ白興三右衞門は河合權大夫の事也。

姓氏家系大辞典 第3巻 357コマ
太田亮 著 / 国民社(昭和17〜19年)・全6巻

この項を原典で読む →

原文は文語体のため、現代語に訳したものを載せています(内容は足していません)。引用はその項の書き出しを、文の切れ目まで載せたものです(「……」は、原文の行が崩れていて読み取れない箇所を省いた印)。原文は機械で読み取った文字で、誤字や判読できない字(〓→○)が混じります。正確なところは原典のページでお確かめください。

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